感染症のひとつに数えられる寄生虫症とは

悩んでいる男性

寄生虫症とは寄生虫によって引き起こされる感染症の総称のことで、人につく寄生虫としては世界で約200種類、日本では約100種類が記録されています。
通常は原虫と蠕虫(ぜんちゅう)が引き起こす感染症を言いますが、ノミやダニ、シラミ、その他の昆虫によって引き起こされる感染症も寄生虫症に含まれています。
原虫とはアメーバのように1つの細胞からできている単細胞生物のことで、顕微鏡でしか見ることができないほど小さな生き物のことを言い、蠕虫とはヒルやミミズのように多くの細胞からできていて、体が細長く伸び縮みして移動する虫のことを言います。

寄生虫の種類によって感染経路は様々で、食べ物や飲み物を介して口から感染するものや、水や土壌、寄生虫に感染した昆虫などを介して皮膚や粘膜から感染するもの、妊婦から胎児へ感染するものなどがあります。
また、感染した人の血液を輸血したり、感染した人が使った注射針を再度使用することで感染する場合や、飼っているペットに寄生している寄生虫から感染する場合もあります。

アフリカやアジア、中南米などの発展途上の地域や農村部によく見られる病気で、先進国や開発の進んだ都市部では少ない病気です。
第二次世界大戦後の日本でも約60%に人が回虫に感染してたりと一般的な病気でしたが、上下水道が整備されて水洗便所が普及し、検査や駆虫薬などの対策が進んだことで感染数は大幅に減少しています。
しかし、海外旅行の増加などで日本に比べて衛生状態が悪い地域や、不衛生な習慣が残ってる地域に足を踏み入れる機会が増えたり、海外からの観光客が増えたことで最近は寄生虫症が増えてきているともいわれています。
実際に外国人観光客が多く宿泊するホテルなどでアタマジラミの感染が広がっているなどニュースにもなっています。

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2019年06月10日

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